- 2010年1月22日 01:17
（photo：岡田 敦 「ataraxia」）
岡田敦さん。2008年に写真集『I am』（赤々舎）で、写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞を受賞したカメラマン。先日会ったとき、今度発売される 「ataraxia」をいただきました。以前BEAMSで写真展には足を運びましたが、ようやく全部の写真を見ることができました。圧巻です。
（photo：岡田 敦 「ataraxia」）
彼とは、まだ５回しか会ってません。初めて会ったのは、昨年、友人の映画監督が賞を取り、そのトークショーにゲストで呼ばれた時のこと。岡田さんもぼくも、決しておしゃべりではなく、トークショーでも、打ち上げのご飯でも、とくに盛り上がることもありませんでした。共通の知人のコンサートで会っても、あいさつ程度で、時間が過ぎてました。
（photo：岡田 敦 「ataraxia」）
そんな中、ご存知かと思いますが、iTunes Storeで、「photo theater」というタイトルで、カメラマンの方とセッションすることになりました。カメラマンの撮影した写真に感じたまま、楽曲を作り、映像作品に仕上げていくというもの。その中で、岡田さんとご一緒させていただけることになりました。ちょうどタイミングもよく、写真集を出すというので、それをテーマにしてやっていくことになり、今回の 「ataraxia」を見させていただきました。この写真集でぼくがどう感じたか、2月にiTunes Storeで発売されると思うので、ぜひ聴いてみてください。楽曲作りは、はっきり言って時間かかりました。写真に力があるのでメロディーが負けちゃうし、がんばりすぎると写真とけんかしちゃうし。写真と音楽がいい位置、いい距離で、お互いを照らしてあえるるような、そんなものできた時が完成だと思います。もう見えたので問題ないです。あとはやるだけです。
（photo：岡田 敦 「ataraxia」）
岡田敦写真集『ataraxia』アタラクシア （株）青幻舎
1月末には書店に並び始めるとのことです。是非、ゆっくり見てみてください。みんな、こういう作品には、ちゃんと触れていてほしいものですね。